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高千穂グループの東京湾UMIプロジェクトの取り組み

2017年02月28日CSR

 高千穂グループは、平成29年2月23日に開催された「第11回 海の再生全国会議」(注2)(東京海洋大学 楽水会館)において、当グループにおける「東京湾UMIプロジェクト(以下「UMIプロ」という)」の取り組みについて講演(講師:ライフニックス事業部 課長 眞次美奈子)いたしました。
 講演では、内湾再生の取り組みが行政管理者だけで限界もあることから、企業など様々な主体の参加が求められるなか、社内文化の形成や顧客・関連企業とのコミュニケーション手段として内湾再生の取り組みを生かしている当グループの事例を紹介いたしました。

   
   〔海の再生会議での講演の様子〕        〔2016 秋に開催された苗床づくりの参加者〕

 当グループは、東京湾の再生のため官民連携を柱にした「東京湾再生行動計画(第二期)」の施策のひとつである国土交通省港湾局UMIプロの認定参加企業として、横浜港内に開放された港湾区域にて、NPOや市民等と協働で、アマモ場(注3)の再生活動に2013年秋より活動いたしました。
 活動の中心であるアマモ育成管理では、NPO法人海辺つくり研究会はじめとするボランティアの方々、横浜市漁業共同組合柴支所と一般市民ボランティアの方々にご協力いただき「苗床づくり」、「移植会」、「種子選別会」を開催しております。種まきから移植する大きさに成長するまでは、水槽でアマモを育てるため、社員が協力し合い水槽管理を行います。また、UMIプロについて広く知っていただけるよう、水槽清掃を体験する市民ボランティアの募集やアマモ観察会や環境学習会などを開催し一般市民の方に参加いただいています。2015年度からは、新たに参加された企業と合同でアマモ育成管理イベントを開催することとなり、より多くの市民の方にご参加いただけることとなりました。昨年の春の「移植会」においては、公共水域のアマモが繁殖し移植スペースが不足したため、横浜市と一般法人みなとみらい21のご協力を得てみなとみらいの湾内にアマモを移植することができました。

   
        〔2016 みなとみらいで開催された移植会の様子と参加者〕

 さらに、イベント開催時に参加者の方には「アマモ場の再生イコール豊かで楽しい海」ということを言葉だけではなく、味覚やレジャーとして楽しみながら感じていただけるように、横浜市漁協柴支所のご協力を得て漁協直営食事処にて「アナゴ丼」など地元の海の恵みの体感やみなとみらいでの「移植会」の際は、公益財団法人日本丸記念財団にご協力をいただき、横浜みなと博物館を見学いただきました。このようにUMIプロジェクト活動は、他企業や多様な団体、市民ボランティアなど多く方々のご協力を得ながら継続できております。
また、この活動を支援していることを会社広報活動の一環として活用し、運営管理するウェッブサイト「100%自然素材主義」に特設ページを設けての紹介やお客様へお届けしているオリジナル情報誌にてUMIプロ活動の様子を掲載し、さらにイベント開催時には、報道関係者各位にプレスリリースを配信しております。
 当グループでは引き続き、様々な団体や企業、市民ボランティアの方々にご協力をいただきながらUMIプロジェクトを継続し東京湾の再生に貢献してまいります。

   
  〔苗床で育てたアマモの苗〕      〔種子選別会でアマモを選別する様子〕

 

(注1) 「シラス」とは鹿児島の姶良カルデラの噴火によって噴出してできた火山噴出物で、マグマの超高温で自然焼成された完全無機質粉状の純天然セラミックです。シラスは非晶質の占める割合が60~80%もあることで、他の火山噴出物とは決定的に異なり、環境によっては触媒反応が起きやすくなることから、消臭・分解、殺菌、イオン化などの機能を発揮すると考えられています。高千穂グループでは、シラスの持つ優れた機能性を最大限活かした、100%自然素材の建材を数多く開発して参りました。

(注2) 東京湾最税の一環である海の再生全国会議は、四大湾(東京湾、伊勢湾、大阪湾、広島湾)の海の再生プロジェクトの成果や課題、訓練などを基に、全国の閉鎖性水域の再生プロジェクトに展開させることを目的として、関係省庁、地方自治体等が相互の連携を強化し、海の再生プロジェクトの普及啓蒙、意見交換等、情報の共有化を図るもの。平成18 年度より毎年開催され今回(平成28 年度)は、11 回の開催となり130 名の方が参加いたしました。

(注3) アマモは浅瀬の砂地の海岸に分布する海草の一種の顕花植物であり、コンブやワカメに代表される海藻とは生物学的に異なります。アマモが形成する群落はアマモ場と呼ばれ、魚類の産卵場所および稚魚や小型の魚類、甲殻類の生息場所となります。そのため、アマモ場は「海のゆりかご」とも表現されます。アマモ場は、海水中の栄養塩の吸収、海水への溶存酵素の供給を行うため、水質の向上にも貢献します。