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エコ・自然環境

農作物研究開発事業

南九州のシラス土壌の農業分野における有効活用について研究を行っております。

南九州のシラス土壌は水はけが良すぎるため稲作には向いておらず、さらに流水の侵食に弱いため、土砂崩れなどの災害を引き起こし、地元では「厄介者」として嫌われてきました。

しかし、シラスの化学組成である、ケイ酸は、イネ科の食物の必須要素であり、茎葉が丈夫になり、耐病性が強くなることや、酸性土壌の中和化、収穫物の質を向上させる成分でもあります。シラスには、60%以上のケイ酸が含まれていることから、シラス土壌の農業分野における有効活用について研究を開始しました。また東京農業大学との共同研究では、生育が良くなることが実証され、現在は、シラスを土壌添加資材とする技術を地元共有の財産とし、農業を通じて地元の活性化を図って参ります。

波及効果

シラス土壌の農業分野における有効活用の取り組みは、3つのことに波及効果をもたらし、国産農作物の消費拡大に寄与しています。(1)厄介ものとされてきたシラスの有効活用に繋がります。(2)シラス土壌でできたお米の美味しさは、地元特有のノウハウとしてブランド化され、ここでしか手に入らないお米として注目されています。(3)休耕地を再び利用することにより、地元の雇用や利益の創出に繋がっています。

普及効果

『マグマシラス米』の栽培は限定した地域でしか行っておらず、出荷量が約8トンと希少なため、インターネット販売と一部のお客様との取引で各地へ普及して参りました。お召し上がりになったお客様からの評判は大変よく、「普通のお米より甘く感じた」「もちもちしていた」「一粒一粒がしっかりしていた」といった賞賛の声をいただいております。今後はさらに多くの人に宮崎発のおいしいお米を味わって頂くため、地元農家の方々と協力して収穫量を増やすと共に、通信販売だけでなく、全国各地で開催される物産展への出品、加工品としての販売等、より広範囲のお客様に召し上がって頂けるよう流通の拡大を図って参ります。

実績

新米と生産者
新米と生産者

現在、宮崎県内で栽培されているお米は「みやざきブランド」の認定を受けておらず、さらにお米の品質で最高ランクである特A米の評価を獲得している商品は、九州地方で唯一ありません。私たちが自信を持って提供する『マグマシラス米』を平成26年3月に日本穀物検定協会へ食味試験依頼を行いましたところ、基準米よりも良好であるA相当品の評価を頂きました。この評価は宮崎県産のお米としては現時点で最高品質である評価です。『マグマシラス米』の特長でもある味の良さやもちもちとした食感が好評価につながりました。『マグマシラス米』の品種である「ひのひかり」は熊本や福岡等の産地では特A米の評価を取得しているほど、おいしいお米と認められている実績があります。今後は宮崎で生まれた「ひのひかり」とシラス土壌を活用した、さらにおいしいお米の栽培方法を農民と一体となって確立し、宮崎初の特A相当品の評価を獲得できるよう努めてまいります。

地域の活性化と効果

九州の限られた土地にしかないシラス土壌では野菜や根菜類の栽培は行われてきましたが、稲作はあまり行われてきませんでした。この取り組みは地域特有のシラスを土壌添加資材として活用し、ここでしか栽培できないお米としてブランド化することにより、地元農業の選択肢に稲作という新たな雇用を創出することができ、地域の活性化に繋がると期待されます。さらに地元宮崎の「冷や汁」や「炭焼き地鶏」など様々な食材や郷土料理を『ご飯のお供』として併せてアピールすることで、地元の食材や特産品に注目を集め、宮崎の食文化が全国に広がると期待できます。また通信販売という手法により、関東より北の地域ではほとんど普及していなかった宮崎生まれの「ひのひかり」を関東以北の東日本のお客さまにも召し上がって頂くことができました。これからも宮崎ブランドのお米として地元特産品と共に全国的に普及されるように取り組んで参ります。